11月23日 権利擁護研修を開催しました。テーマは『スピーチロック』です。
一人の利用者様の介護をしている時に、他の利用者様が今にも転びそうな足どりで歩行され
たり、『部屋に連れてって』『トイレに行きたい』等の希望を言われたり、と同時に複数の
対応を求められることは施設の介護現場では日々あります。
そうした時に、『ちょっと待っていてください!』『危ないから座っていてください。後で
来るので!』と職員の口調が強くなる時があります。このように言葉によって相手を委縮
させ、身体的、精神的に行動を抑制することをスピーチロック(言葉の拘束)と呼びます。
限られた人数で多くの利用者様の介護をさせて頂く中で、理想と現実の間で悩む日々です
が、職員同士支え合い、利用者様に敬愛の気持ちと専門性をもってケアできるチーム(職場)
を築いていきたいです。
これまでの人生の歩みの中で、沢山の御苦労を経験された利用者様一人ひとりの残された
時間が、少しでも楽しく、心安らぐものであるために。