三重県四日市市で老人ホーム・デイサービス・ショートステイを運営
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英水会スタッフのパーソナルインタビュー 伊藤 汐音
県立高校ふくし科の介護福祉コースを卒業し、平成29年の春からケアワーカーとして特別養護老人ホーム英水苑に勤務しています。職場体験で英水苑に訪れた際、利用者さんスタッフさん共に笑顔で活気にあふれていて温かい印象を持ちました。スタッフの皆さんにもとても丁寧な対応をしていただき、ここで働きたいという気持ちが高まりましたね。入苑後は毎日利用者さんの介助に慌ただしく走り回っています。仕事内容の一つに行事の企画があり、私は学生時代の吹奏楽部の経験を活かし音楽行事や誕生日会などの企画をしています。絵を描く事も好きなので誕生日会にカードを手作りし、利用者さんの似顔絵を描いてお贈りした際に、皆さんとても喜んでくださったのが嬉しかったですね。
現在では徐々に仕事も覚え、利用者の皆さんと楽しく過ごさせていただいています。しかし入苑当初は利用者さんに顔や名前も覚えてもらえず、声もかけづらくどうしていいかわからずに悩んだ日々もありました。でも、焦りは禁物。皆さんをしっかり見つめ、毎日声掛けをするうちに利用者さんが何をして欲しいのかがなんとなくわかるようになり、次第に顔も覚えてもらえるようになりました。会話も続くようになり、「ありがとう」を言われる機会も増えてきました。介護の技術も最初は要領がわからず、躍起になればなるほど失敗しましたが、先輩のアドバイスを受けながら利用者さんに自然体で向き合っているうちに「介助が上手くなったね」と、褒めていただけるようになりました。そんな時はちょっぴり成長したのかな?と嬉しく思います。
私は昔からおじいちゃんやおばあちゃんが好きな子でした。昔話や私の知らない話を教えてもらえるのが楽しく、私のひいおばあちゃんからもいろんな話を聞かせてもらったものです。そのひいおばあちゃんも介護が必要になり、家族がお世話する様子を見て育った事が今の仕事に繋がったのかもしれません。目下の目標はやはり介護技術の向上です。利用者さんの体調や心情にも配慮し、小さな変化にも気づけるようになりたいですね。介護の仕事は一般的につらくて大変というイメージが持たれがちですが、実際にやってみると、楽しいことや喜びもたくさんあります。些細なお手伝いにも「ありがとう」と喜んでくださる。その一言が私にとっては大きな励みと支えとなっています。